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LINE、ホットペッパービューティー、Square 予約。いろいろなところから入る予約を、ダブらずに管理できますか。
2024年7月、Squareのコミュニティにこの質問が投稿されていました。新規のお客さんはホットペッパーから、常連さんは自前のSquare 予約から。サロンなら一度は考える組み合わせです。
公式の答えは、短く言えば「できません」でした。ただ、そこで終わる話でもありません。Square側とホットペッパー側、両方の公式情報を突き合わせると、二重予約を防ぐ現実的な組み方が見えてきます。
自動では、つながらない
まず、Squareの公式回答から。
Squareと連携できる他社のサービスは、現時点でInstagramとGoogleだけ。しかも連携してできるのは、Square 予約のボタンを置くことだけです。そして予約の重複を自動で避けながら管理する機能は「ご利用いただけません」。ホットペッパーなど外部から予約が入ったら、Square 予約の予定を手動でブロックする必要がある、という回答でした。
反対側はどうか。サロンボードの公式サイトの「特長と機能」を見ると、予約・スケジュール管理、予定・シフト設定、予約データの出力、顧客管理、メッセージ配信、レジ。Googleカレンダーなど外部のカレンダーと同期する機能は、2026年10月24日時点の機能一覧に載っていません。ネット予約と電話予約を一元管理できる、と書いてあるのは、あくまでサロンボードの中での話です。
両側の扉が、それぞれ内側からしか開かない。これが出発点です。
Googleカレンダーをはさむ道は、半分だけ通っている
公式回答には、もう1つ続きがありました。他社の予約サービスがGoogleカレンダーと同期しているなら、Square 予約もGoogleカレンダーと同期して、1か所で管理できる、と。
Square側の受け口は本当にあります。ヘルプ「Google カレンダーをSquare 予約のカレンダーと同期する」によると、Googleカレンダーから取り込んだ予定の時間は、Square 予約のカレンダー上でブロックされます。Googleカレンダーに「14時〜15時 カット」と入れば、Square 予約のオンライン画面ではその時間が選べなくなる。同期は通常すぐで、カレンダーが混んでいると最大3分。ここは期待どおりの動きです。
ただし、条件が2つ付きます。この同期は予約プラス(店舗ごと月3,000円)以上の機能であること。そして、ホットペッパーの予約をGoogleカレンダーに入れる公式の手段が、さっき見たとおり見当たらないこと。
外部の同期ツールで橋をかける方法を案内している会社もあります。ただ、その場合はツール側の取り込みの間隔に、Square側の最大3分が足されます。人気の土曜の枠が、その数分のあいだに両方から埋まる可能性は消えない。道はあるけれど、半分は自分で舗装する道、というのが正確なところです。
入口を時間帯で分けて、両側で塞ぐ
そこで、発想を変えます。同じ時間を2つの入口で取り合うから、ぶつかる。最初から入口ごとに時間を分けておけば、ぶつかりようがありません。
たとえば、平日の昼はホットペッパー、平日の夜と土曜はSquare 予約。新規のお客さんが探しやすい時間をホットペッパーに出し、常連さんが来やすい時間をSquareで受ける、という分け方です。あとは、それぞれの入口で「もう片方の時間」を塞ぐだけ。
入口を時間帯で分けるときの塞ぎ方(2026年10月24日時点)
- Square 予約側: カレンダーで「個人的な予定」を作り、「時間をブロック」にチェック。ホットペッパーに出す時間帯を「繰り返しを設定」で毎週ふさぐ。無料のフリープランでも使える
- サロンボード側: 「予定・シフト設定」で、Square 予約に回す時間帯をシフトの外にするか、予定で埋める。登録したら、ホットペッパーの予約ページでその時間が選べなくなったかを一度確かめておく
- 個人的な予定の中身は、お客さんのオンライン予約画面には出ない。見えるのは空いている時間だけ
出典: Squareヘルプセンター「Square 予約のカレンダーで個人の予定を作成する」(記事5533)、SALON BOARD公式サイト「特長と機能」
この形のいいところは、Square側に有料プランが要らないことです。Googleカレンダーの同期はプラス以上ですが、個人的な予定で時間をブロックする機能は、フリープランでも使えます。毎週の繰り返しにしておけば、設定は最初の1回で終わる。
もう1つ、地味に効くのが「スタッフごと」に塞げることです。Square 予約の個人的な予定は、スタッフを選んで作ります。2人で回しているサロンなら、Aさんはホットペッパー専任、Bさんは常連さん専任、と人で分ける手もある。この場合も考え方は同じで、それぞれの入口で相手側の時間を予定で埋めておきます。

分け方を変えたいときは、両側の繰り返し予定を同時に直すこと。片方だけ直すと、そこから重なりが生まれます。
分けられない日は、どちらかを本体にする
とはいえ、時間で分けられない店もあります。1人でやっていて、空いている時間は全部売りたい。
その場合は、どちらか片方を「本体」と決めます。本体とは、すべての予約が最後に集まる場所のこと。ホットペッパーを本体にするなら、Square 予約に入った予約はその場でサロンボードにも登録して塞ぐ。逆なら、逆。大事なのは、予約が入ったらもう片方を「すぐ」塞ぐことで、後でまとめてやる運用だと、その間に二重予約が起きます。
通知を見落とさないことが前提になるので、Square 予約の通知が届かないときの確かめ方は先に済ませておきたいところ。Square 予約の中だけの二重予約、たとえば施術ベッドや個室の取り合いなら、リソースの設定で防げます。入口をもう1つ増やすなら、Googleで予約もSquareとつながる数少ない道です。
2つの予約の入口は、自動ではつながらない。だから時間を分けて、お互いの入口で相手の時間を塞いでおく。
紙のスケジュール帳に戻る必要はありません。まず1週間を2色に塗ってみる。そこからです。
Square 予約の無料アカウント作成はこちら(公式サイト)
出典: Squareコミュニティ「外部予約システムとの連携について」(2024年8月の回答)、Squareヘルプセンター「Google カレンダーをSquare 予約のカレンダーと同期する」(記事5387)「Square 予約のカレンダーで個人の予定を作成する」(記事5533)、SALON BOARD公式サイト「特長と機能」。いずれも2026年10月24日に確認。

