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商品を並べて、写真も撮り直して、ネットショップを公開した。1週間たっても、注文は0件。
この状態で「Square ネットショップ 売れない」と検索すると、有料で相談に乗るサービスの出品まで並んでいます。
ただ、お金を払って集客の相談をする前に、確かめてほしいことがあります。その店、お客さんの側から見て、本当に買える状態になっているか。Squareのコミュニティには、「買えない設定」のまま気づかずにいた質問がいくつも残っています。
まず、お客さんの目で自分の店を開く
最初の一手は簡単です。管理画面にログインしていないスマホや別のブラウザで、自分のネットショップを開く。そして、商品を1つカートに入れて、支払い画面の手前まで進んでみる。
ここで止まるなら、集客の問題ではない。設定の問題です。
店を作った本人は、管理画面の中から自分のサイトを見ていることが多い。お客さんと同じ入口から入ってみると、ボタンが灰色だったり、商品が見当たらなかったりすることに、初めて気づきます。
買えない設定は、3か所にある
コミュニティの公式回答とヘルプを読み合わせると、商品が見えているのに買えない、あるいは見えない原因は、だいたい次の3か所に集まっています。
Squareのネットショップで「買えない」を作る3つの設定(2026年10月25日時点)
- サイト全体の受付: オンラインビジネスのトップで「オーダーを受け付けない」にしていると、全商品が表示はされるのに買えない状態になる
- 商品ごとの表示: 「商品 > サイトの商品」で、その商品が「表示」になっているか
- 売り切れ: 商品を「売り切れ」にしたまま戻していない。売り切れにすると、会計の選択肢に出なくなる
出典: Squareコミュニティ「任意の商品についてオンラインで『表示する』が『販売しない』ことは可能?」(2023年1月の回答)「オンラインビジネスで設定で販売不可になる」(2022年12月の回答)、Squareヘルプセンター「商品とカスタマイズ項目を『売り切れ』に設定する」(記事8430)
1つ目は、開店準備のときに受付を止めておいて、そのまま公開してしまう形。「オーダーを受け付けない」は商品ごとではなく、店全体に効きます。準備中のつもりで入れた設定が、開店後も残っていないかを見てください。
2つ目は、商品を増やしたときに起きやすい。商品ライブラリに登録しただけでは、サイトに表示されるとは限らないので、「サイトの商品」の側で表示になっているかを確かめます。
3つ目が、いちばん気づきにくい。実店舗と在庫を共有していて、店頭で売り切れたときに「売り切れ」にした。その日の夜に入荷したのに、戻し忘れた。売り切れにするとき「提供可能にリセットする時間を選択」をオンにしておけば、決めた時刻に自動で戻ります。戻し忘れが多い店ほど、使う価値がある。
できないことも、1つ。一部の商品だけ「サイトには見せるが、買えない」状態にするボタンは、現時点ではありません。実店舗だけで売る商品を紹介したいなら、公式回答が勧めているのは、商品ボタンを使わずに紹介用のページやギャラリーを別に作る方法です。
それでもボタンが灰色のまま、という例もコミュニティに残っていた。表示の設定も在庫も確かめたのに直らない場合は、そこから先は個別の事情なので、Squareのサポートに画面の状態を伝えて聞くのが早道です。

設定が正しいなら、見つけてもらえていない
お客さんの目で開いて、カートまで問題なく進めた。それなら、次は集客の話です。
Squareの公式の投稿が、ここを率直に書いています。どれだけ素敵なネットショップを開いても、ただ待っているだけでは、お客さんは思ったほど増えないかもしれない、と。そのうえで集客の施策として、お客さんにネットショップを見つけてもらううえで最も大切なのはSEOだ、と挙げています。あわせて、InstagramやFacebookとの連携など、SNSの活用も勧めています。
SquareのサイトでSEOを設定できる場所と、Square自身が「ここから先は専門家へ」と線を引いている範囲は、SquareのサイトはSEOに弱いのかにまとめました。タイトルや説明文が空のままなら、そこが最初に手を入れる場所。
開店したてのネットショップは、検索エンジンに見つけてもらうまでにも時間がかかる。1週間で0件でも、それだけで店が悪いとは言えません。
人に頼むなら、何を頼むか
検索結果に有料の相談サービスが並ぶくらいなので、人に頼むのも1つの手。ただ、頼む前に上の3か所の確認だけは自分で済ませておくと、相談の中身が「集客をどうするか」に絞れて、お金を払う意味が出ます。
見落としがちな点が、もう1つ。ネットショップに特定商取引法の表記が入っていないと、それ自体がお客さんを不安にさせます。表記の場所は特定商取引法の表記を入れる3つの場所で確かめられます。お店の看板になるホームページから整えたい段階なら、お店のホームページ制作のページも参考にしてください。
売れないネットショップの最初の容疑者は、集客ではなく「買えない設定」。お客さんと同じ入口から入れば、5分で分かる。
いま、ログインしていないスマホで自分の店を開いてみてください。カートに1つ入れるところまで。
出典: Squareコミュニティ「任意の商品についてオンラインで『表示する』が『販売しない』ことは可能?」(2023年1月の回答)「オンラインビジネスで設定で販売不可になる」(2022年12月の回答)「『売れるネットショップ』に欠かせない、集客のコツとは」(2022年3月)、Squareヘルプセンター「商品とカスタマイズ項目を『売り切れ』に設定する」(記事8430)。2026年10月25日に確認。

