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Squareで作ったサイトは、検索に弱い。
ネットショップを作る前に調べると、こういう声がちらほら出てきます。無料で作れるぶん、何かを削っているのではないか。そう思うのは自然です。
確かめるために、Squareのヘルプとコミュニティの案内を読みました。結論から言うと、設定する場所はそろっている。弱く見える理由は、たいてい別のところにありました。
設定できる場所は、5つある
Square オンラインビジネスで作ったサイトで、検索エンジン向けに手を入れられる場所は次のとおり。
Square オンラインビジネスで設定できるSEOの項目(2026年10月25日時点)
- タイトル: サイト全体、ページごと、商品ページごとに設定できる
- 説明文(メタディスクリプション): 同じく、サイト全体・ページ・商品ごと
- URL: ページのURLの末尾と、商品ページのパーマリンクを変えられる。入力欄が灰色のページは変更できない
- 画像の代替テキスト: 画像ごとに入力できる
- 検索結果からの非表示: サイト全体でも、ページ単位でも選べる
出典: Squareヘルプセンター「Square オンラインビジネスサイトを検索エンジンでインデックス登録する」(記事6874)、Squareコミュニティ「SEO完全ガイド【補足編】」(2020年10月の案内。画面の名前は変わっている場合がある)
見出しタグも、ページのタイトル表示に使われています。ブログのように記事を足していける「ストーリー」というページもある。ホームページを作る道具として、SEOの基本の欄が抜けているわけではありません。
1つだけ、ヘルプが念を押していることがあります。設定を変えても、検索結果に反映されるまでには数日から数週間かかる。昨日タイトルを直したのに変わらない、というのは普通のことです。
Square自身が、ここから先は専門家へと書いている
同じヘルプに、短いけれど大事な一文がありました。
「弊社では、SEOに関するコンサルティングは行っておりません。SEOに関するサポートは専門家にご依頼ください。」
Squareが面倒を見るのは、設定する欄を用意するところまで。何を書けば検索されるか、どのページを何本作るか、という中身の相談は受けていない、ということです。正直な線の引き方だと思います。
裏を返すと、Squareのサイトが検索に出てこないとき、原因が道具にあることは少ない。欄が空いたままか、書いてある中身が検索する人の言葉とずれているか。たいていはそのどちらかです。
弱いのは、道具より中身
では、何を書けばいいのか。ここからは道具の話ではなく、中身の話になります。
まず、サイト全体のタイトルと説明文。ここが空のままだったり、店の名前だけだったりしないか。店の名前は、すでに店を知っている人しか検索しません。初めてのお客さんが打つのは「地名+業種」のほうです。「〇〇駅 パン屋」のように、場所と何の店かが分かる言葉を、タイトルか説明文のどちらかには入れておきたい。
次に、商品ページ。商品を登録すると商品ごとにページができますが、説明欄が写真と値段だけになっていると、検索エンジンが読める文字がほとんどありません。素材、サイズ、使い方、どんな人に向くか。お客さんに口で説明していることを、そのまま書く。それだけで中身は増えます。
そして、意外な落とし穴。「検索結果から非表示」にしても、ページが非公開になるわけではありません。ヘルプが明記していて、URLを知っている人なら誰でも見られます。準備中のページを隠したいなら、非表示ではなくパスワード保護のほう。逆に、公開したいページをうっかり非表示にしたまま、という事故もありえます。検索に出てこないときは、最初にここを確かめる価値があります。

売り場と看板を分けるという手
ここまで書いておいて何ですが、Squareのサイト1つで全部をまかなう必要もありません。
Squareのネットショップは「売り場」としてよくできている。決済、在庫、注文の管理まで一続きで、無料で始められる。一方で、店の考え方やメニューの背景、作り手の話のような「看板」の部分を、検索に乗せながら厚く育てていくなら、記事を積み上げやすい自分のホームページが向いている場面もあります。
売り場はSquare、看板はWordPressのような自分のサイト。この組み合わせなら、それぞれの得意を使えます。自分のサイトにSquareの決済を置く方法はWordPressにSquare決済を置く3つの方法に、ネットショップに独自ドメインが要るかどうかは独自ドメインの記事にまとめました。看板になるホームページを作る段階なら、お店のホームページ制作のページも参考にしてください。
SEOの前に、そもそも商品が買える状態になっているかも確かめておきたいところです。ネットショップが売れないときに見る3つの「買えない設定」にまとめました。
SquareのサイトにSEOの欄はそろっている。検索に出るかどうかを決めるのは、その欄に何を書くか。
今日できることは1つ。サイト全体の説明文を開いて、地名と業種が入っているかを見る。そこからです。
出典: Squareヘルプセンター「Square オンラインビジネスサイトを検索エンジンでインデックス登録する」(記事6874)、Squareコミュニティ「Square オンラインビジネス サイトエディタのためのSEO完全ガイド【補足編】」(2020年10月)。2026年10月25日に確認。

