Squareの予約通知が届かない4つの理由。そのうち2つは客側にある

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Squareのコミュニティを読んでいて、思っていたのと違ったことがあります。

予約の通知が届かない話は、設定のオンオフの問題だと思っていました。実際はそもそも送られる条件を満たしていないケースが多い。しかも原因の半分は、店の画面ではなくお客さま側にありました。

順番に見ていきます。

まず、その通知は「送られる条件」を満たしているか

通知の管理は Square データの [予約] > [設定] > [コミュニケーション] にまとまっています。ここで文面まで編集できる。

ただ、設定しただけでは送られない通知があります。

条件つきでしか送られない通知

  • 新規予約の通知は、[予約設定] で承諾と却下のオプションがオンのときだけ送られる
  • 「予約が再スケジュールされました」「予約が変更されました」「お客さまが予約を変更しました」は、オンライン予約と「お客さまがスケジュール変更を許可」がオンのときだけ
  • 「お客さまによる修正込みの予約変更が承認されました」「承認されませんでした」は、承諾と却下がオンのときだけ

出典: Squareヘルプセンター「予約受付通知とリマインダーを管理する」(2026年9月23日確認)

承諾と却下をオフにして運用している店は、新規予約の通知そのものが出ません。予約を自動で受ける設定にしていると、ここに当たる。

そもそも予約の入口を自社サイトのどこに置くかは、Squareの予約は自社サイトに埋め込める? 方法は3つあって、挙動が違うにまとめました。

文面を編集したのに何も届かない、という状態があるとすれば、まずこれを疑います。

左の丸い点から矢印が2本伸び、上はチェックマーク、下はバツ印につながっている図
同じ操作でも、条件しだいで送られたり送られなかったりします。

リマインダーは、プランによって使えない

ヘルプの対象読者にこう書いてあります。Square 予約プラスおよびプレミアムの登録者さま。

つまり、確認リクエストとリマインダーの機能は、無料のプランでそのまま使えるとは限りません。決済手数料の話とは別に、予約はプランで機能が変わる。手数料のほうは手入力決済の記事にまとめました。

部屋や機器の重複を防ぐリソース機能も、使えるのはプレミアムだけです。Squareの予約でダブルブッキングを防ぐのは、スタッフではなくリソースに書きました。

通知文のカスタマイズについても、ひとつ落とし穴があります。カスタマイズしたショートメッセージを送信できなかった場合にのみ、初期設定の文が送られる。そして入力した文が1,024文字を超えると、メッセージが送信できないことがある、と書かれています。

長い案内文を入れたら急に届かなくなった、という順番はありえます。

メールが届かないなら、安全リストに3つ

ここからはお客さま側です。

迷惑メールフォルダを見てもらうのが先ですが、それでも届かないなら、安全リストへの追加をお願いすることになります。@squareup.com、@messaging.squareup.com、@communications.squareup.com。この3つです。

1つだけだと足りません。Squareは用途によって送信元のドメインを分けています。

お客さまが独自ドメインのメールを使っている場合は、ドメインのホスト側でのサポートが必要になることもある、とヘルプは断っています。ここは店ではどうにもなりません。

SMSが止まるのは、たいてい客がオプトアウトしている

SMSのほうが厄介です。

最初に確認するのは単純なところから。固定電話の番号が入っていないか。番号が変わっていないか。予約の詳細を開いて、打ち間違いがないか。

そのうえで、知っておくと効くのが2つあります。ひとつ、予約のSMS通知は無料通話番号から送信されるため、一部の携帯電話サービスプロバイダーがスパムフィルターでブロックすることがある。店の設定では直せません。

もうひとつが今回いちばんの収穫でした。急に届かなくなった場合、お客さまが通知をオプトアウトしている可能性がある。そして以前のメッセージスレッドが残っていれば、SMSに「開始」と返信するだけで再オプトインできる。

これを知らないと「そちらのシステムの不具合では」で止まります。

もうひとつ、顧客ごとの設定もあります。顧客プロフィールの [予約の通知] で、[メールとSMS] [SMS] [メール] [通知を送信しない] から選べる。過去に誰かが [通知を送信しない] にしていれば、その人にだけ届きません。顧客リストまわりの設計は解約の記事でも触れました。

スマートフォンの上に、届いていないことを示すバツ印が重なっているイラスト
店の設定では直せない止まり方もあります。

タイムゾーンは、2か所にある

届いているけれど時刻がずれている、というケースもここに入ります。

予約カレンダーは、使っている端末のタイムゾーンを反映します。そして設定が2か所に分かれている。

店側は [予約] > [設定] > [カレンダーと予約] の [オンライン予約の詳細設定] で、[予約時にお客さまによるタイムゾーンの選択を許可する] か [店舗のタイムゾーンに固定する] を選びます。固定してしまえば、通知はすべて店舗のタイムゾーンに揃う。

顧客プロフィールの側にも、別のタイムゾーン設定があります。[お客さま] > [顧客リスト] から名前を選び、[個人情報] の [編集] でスクロールすると出てきます。片方だけ直しても揃わないのは、これが理由です。

直前の予約には、通知が間に合わない

最後は仕様の話です。

予約を受けたタイミングが通知の送信予定時間に近すぎると、設定された時間までに通知を送るだけの余裕がないことがあります。前日リマインダーを設定していて、当日の予約が入れば、当然送りようがない。

関連して、直前の予約は「確認リクエストを送信」をオンにしていても、自動的に確認済みとして扱われることがあります。予約カレンダーで確認済みにはチェックマーク、未確認にははてなマークが付くので、そこで見分けられる。

もうひとつ覚えておくと安全なのが、予約の通知で送れるのは取引に関するメッセージだけで、マーケティングやプロモーションは送れないという線です。リマインダーの文面にキャンペーンの案内を足したくなりますが、やめておきます。

届かない通知の半分は、設定ではなく条件で止まっている。

結局のところ、見る順番は決まっています。条件、プラン、客側の受信設定、タイムゾーン、タイミング。この5つを上から潰せば、原因はどれかに当たります。

これから予約機能を入れる店なら、最初に承諾と却下をどうするかだけ決めておけば、あとの通知設定は素直に動きます。アカウントの作成は無料です。

通知が届くようになったら、次は無断キャンセルへの備えです。キャンセル料を設定しても取れない場面を先に知っておくと、ポリシーの決め方が変わります。

Square 予約の無料アカウント作成はこちら(公式サイト)

出典(いずれも2026年9月23日に確認)
Squareヘルプセンター「予約受付通知とリマインダーを管理する」
Squareヘルプセンター「お客さまの予約に関する連絡のトラブルシューティング」

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