Squareでチケットを売る方法は3つ、入場券が出ないのはどれも同じ

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小さな公演の受付で、お客さんがスマホの画面を見せながら言います。「チケットって、どれですか」。

Squareで参加費を先に集めるのは簡単です。簡単なのですが、売ったあとにお客さんの手元へ入場チケットが届くと思っていると、受付の列が止まります。

Squareのコミュニティに、まさにこの質問がありました。商品タイプ「イベント」でチケットを作って売れたのに、チケットがどこにもない。誰が持っているか確認できない、と。

売る方法は3つある

まず、参加費を先に集める入口から。Squareには3つあります。

チケット・参加費を先に集める3つの方法(2026年10月5日時点)

  • 決済リンク: リンクを作って「イベントまたはクラスを販売」を選ぶ。SNSやメールに貼るだけ。作れるのはSquare データ(ブラウザの管理画面)からだけで、レジアプリからは作れない
  • ネットショップの「イベント」商品: 無形商品として登録。会場の住所やオンラインのリンク、開催日時を載せられる
  • Square 予約のクラス予約: 定員を決めて募集できる。有料の予約プラス・プレミアム向け

出典: Squareヘルプセンター「決済リンクを作成・共有する」(記事6692)「ウェブサイトで無形商品を販売する」(記事6873)「Square 予約でクラスを作成しスケジュール管理する」(記事7991)

決済リンクが一番早く、イベント商品は見せ方が整い、クラス予約は定員の管理まで面倒を見てくれる。入口は好みで選べそうに見えます。

ただ、3つに共通することが1つあります。

どれを選んでも、入場チケットは出ない

冒頭のコミュニティの質問への、Squareの回答がこれです。

現時点では、Squareの中でチケット自体を作成する機能はない。購入時にお客さまへメールが送られ、店側でも名前・メールアドレス・購入番号を確認できるので、それで購入者を確かめるか、Squareの外で作ったチケットを別に送ることを検討してほしい、と。

つまり、Squareで売れるのは「支払いの事実」までです。QRコード付きの入場券が自動で発行されるイベントサービスとは、ここが違います。

質問した人は、メールのレシートだと転送で使い回せるのでは、と心配していました。もっともだと思います。だから、受付で何を見て通すかを、売り始める前に決めておく。順番が逆になると、冒頭の受付になります。

受付で確かめるのは、注文番号

決め方は難しくありません。

すべての注文には注文番号が付き、購入完了メールの件名にも入ります。受付の名簿を注文番号と名前で作っておいて、当日はメールの件名か画面を見せてもらい、名簿と突き合わせて消し込む。小さな公演やセミナーなら、これで足ります。

1つ注意があるとすれば、贈り物です。コミュニティには、チケットを買った人と使う人が違う場合の質問もありました。購入完了メールは購入者にしか送られず、金額も載ります。ギフトで使ってもらうなら、購入者からの転送か、店側から利用者に送り直すことになります。お会計時にメモ欄を出す設定を使って、「どなたが使うか」を書いてもらう手も。

メールの件名の注文番号を、受付の名簿と突き合わせて消し込むイラスト
入場券の代わりになるのは、この突き合わせです。紙でもスプレッドシートでも構いません。

定員と、1人で何枚買うかで選ぶ

入口の選び分けは、定員の扱いで決まります。

定員をいちばん確実に締められるのは、クラス予約です。ヘルプにも定員の設定が手順として書かれています。そのかわり、制約が2つ。1人の購入者が、1つのクラスに複数人分の申し込みはできません。家族4人分をまとめて、ができない。それから、作ったあとに開催日時や場所を変えると、入っていた予約がすべて自動でキャンセルされ、払い戻されます。日程を動かすなら、作り直しのつもりで。

家族分をまとめて売りたいなら、イベント商品か決済リンクです。こちらは普通の買い物と同じで、数量を選んで買えます。

では、イベント商品で「50枚売れたら締め切る」はできるのか。ヘルプでは読み切れなかったので、管理画面で確かめました(2026年10月6日)。商品の種類を「イベント」にしても、設定に「在庫を管理」の欄は残ります。バリエーションの説明も「チケットのランクなどのオプションを追加し、価格と在庫状況を設定」に変わる。枚数に上限がある公演は、ここで売れる枚数を管理できます。会場の欄には「店舗の種類」の選択があり、対面のほかの形も選べるようになっていました。

引き換えの案内は、自分で送る

最後に、売れたあとの話です。

イベント商品のような無形商品は、配送がない代わりに、購入後の引き換え方法を、店側が手動でメールで送ることになっています。自動で送りたい場合のために、ヘルプはアプリマーケットのSendOwlとの連携を案内しています。開催前日のリマインドも、この「自分で送る」の延長です。

キャンセルの連絡が来たら、払い戻しです。カード決済なら取引日から1年以内に画面から戻せますが、返金がカードの明細に出るまでの日数は決済手段で違うので、公演直前のキャンセル規定はそこまで見て決めるのが安全です。

参加費の集め方そのものに迷っているなら、決済リンクを個人で使うときの3つの「使えない」と、イベント出店当日に詰まりやすい3つもあわせてどうぞ。

告知ページを自分のWordPressサイトで作っているなら、WordPressにSquare決済を付ける方法で、告知から支払いまでを同じサイトにまとめられます。

Squareで売れるのは、支払いの事実まで。入場券は出ないから、受付は注文番号で確かめる。

チケットの形を用意するのは、Squareではなく自分。それさえ分かっていれば、参加費の回収は今日から始められます。

Squareの無料アカウント作成はこちら(公式サイト)

出典: Squareコミュニティ「イベントチケット販売について」(2024年1月18日の回答)「オンラインイベンド」(2021年3月15日の回答)「ギフト用にオンラインチケットを販売」(2022年1月5日の回答)「海外へのチケット販売」(2025年1月の回答)、Squareヘルプセンター「決済リンクを作成・共有する」(記事6692)「ウェブサイトで無形商品を販売する」(記事6873)「Square 予約でクラスを作成しスケジュール管理する」(記事7991)「商品を登録・編集する」(記事8335)「決済リンクの設定をカスタマイズする」(記事8364)。いずれも2026年9月30日〜10月5日に確認。

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